[00:00.118] |
一:乾杯! |
[00:02.965] |
独:かん、乾杯...(泣く) |
[00:09.444] |
寂:独歩君、どうしたんですか? |
[00:15.112] |
独:すみません、せっかく祝いの、祝いの績なのに |
[00:25.457] |
寂:一二三君、彼はどうしたんですか? |
[00:28.618] |
一:あははは。それが、独歩のやつ、 |
[00:30.618] |
一:賞金を全部電車の中で落としちゃったんっすよ |
[00:38.570] |
寂:そ、それは、また |
[00:43.899] |
独:俺が行けないんです。 |
[00:46.899] |
独:紙袋じゃなくちゃんとかばんに入れておけばよかったのに。 |
[00:54.374] |
寂:なぜそのようなことを… |
[00:56.464] |
一:俺も言ってたんっすけどよ。独歩のやつ聞かなかったっすよ。 |
[01:00.722] |
独:キャリーバックしかなかったので、 |
[01:03.722] |
独:小さく抱きかかえられるほうがいいと思って… |
[01:07.200] |
独:それが、そのさまですよ |
[01:14.097] |
寂:そんなに大事に持っていたのに、どうして落としたんですか? |
[01:18.929] |
一:独歩、疲れてって、電車の中で寝ちゃったんっすよ。 |
[01:24.258] |
一:俺ちもうとうとをしてって気が付いたら下りる駅についてって |
[01:28.307] |
一:それで、慌わてて、独歩を起きて急いで下りたんっす |
[01:32.409] |
一:したら、袋を置きしちゃって |
[01:35.596] |
寂:なるほど、って、そのまま電車が行ってしまったんですね |
[01:41.264] |
一:はははは、そういうことです |
[01:46.071] |
寂:それは何というか、災難でしたね。 |
[01:50.825] |
寂:こんなことならば、 |
[01:53.825] |
寂:私がちゃんと車で送っていけばよかったですね |
[01:56.676] |
独:いえ、先生もお疲れでしたので、それは仕方ありません。 |
[02:02.867] |
独:そもそも自分でことわっていますし。 |
[02:05.297] |
一:元気出せて、独歩。 |
[02:07.297] |
一:悪いことがあった後は、いいことがあるもんだぜ |
[02:11.801] |
一:ま、しなんけどね |
[02:15.223] |
独:無責任なことを言っあがって… |
[02:18.253] |
寂:独歩君、よろしければ、賞金の半分、お渡ししますよ |
[02:22.564] |
独:ありがとうございます。しかしさすがにそれは受け取れません |
[02:28.964] |
独:自分が招いたことですし気持ちだけ受け取らせてもらいます。 |
[02:34.423] |
一:大丈夫大丈夫。独歩、お金が無くなっても俺ちもいるからさ |
[02:40.876] |
独:一二三…でもできればお金のことだけは頼らないようにするよ |
[02:48.059] |
寂:ふふ、遠慮なく言ってくださいね |
[02:52.552] |
独:先生…本当にありがとうございます |
[02:59.997] |
一:うっし、それじゃ、改めて乾杯と行きますか |
[03:05.535] |
三人:乾杯 |
[03:08.722] |
一:うは、独歩には悪いけど、勝利の酒は格別だ |
[03:17.447] |
独:先生はお茶でいいでしょうか? |
[03:20.059] |
寂:はい、お酒を飲むと記憶はなくなってしまいますからね |
[03:24.265] |
寂:今日はみんなで勝利を祝いたいんです |
[03:28.105] |
寂:私に気を遣わず、飲んでください |
[03:30.665] |
独:ありがとうございます。 |
[03:32.729] |
独:そ、それじゃ、今日は嫌なことを忘れるために飲むぞ! |
[03:43.204] |
一:ひゃ、独歩、嫌なことってわかるけど、 |
[03:46.204] |
一:今日は祝賀会だからな。 |
[03:49.578] |
独:そうだった。 |
[03:53.578] |
独:祝い酒とやけ酒を同時に味わうなんて、すごく複雑だ。 |
[03:59.687] |
寂:それにしても、すごい豪勢な料理ですね |
[04:04.964] |
寂:二人で作ったんですか? |
[04:06.453] |
独:いいえ、ほとんど一二三が作ってくれました |
[04:10.240] |
独:僕はポテトサラダのジャガイモを剥いて潰したぐらいですね |
[04:15.282] |
寂:一二三君は料理が得意なんですね |
[04:18.626] |
一:毎日飯を作ってたら、が増えて、スキルも上がったんっすよ |
[04:25.209] |
一:特に自信作はこのzuppa di pesceなんで、 |
[04:27.209] |
一:食べてくださいよ。どうぞ |
[04:32.209] |
寂:珍しい料理も作れるんですね。それでは、いただきます。 |
[04:40.569] |
寂:おいしい!一二三君、料理人になれるんじゃないかい? |
[04:48.170] |
一:やった!先生にほめられちった! |
[04:52.898] |
一:たくさんあるから、ジャンジャン食べてくださいよ。 |
[04:57.992] |
————————食べた後————————— |
[05:02.747] |
一:そいえば、先生、ちょっち聞きたいことがあるんっすけど、 |
[05:04.747] |
一:いいっすか? |
[05:07.997] |
寂:何ですか? |
[05:09.930] |
一:もっとThe Dirty Dawgのメンバーって、 |
[05:12.930] |
一:昔からあんな仲が悪かったんっすか? |
[05:15.520] |
独:一二三!そんな失礼なことを聞くんじゃない! |
[05:19.360] |
一:だって、気になるんじゃ、独歩は気にならないの? |
[05:23.227] |
独:そ、それは。 |
[05:26.361] |
一:な、気になるんでしょう |
[05:28.294] |
独:し、しかし |
[05:29.627] |
寂:独歩君、私なら問題ないですよ。隠してもいませんし |
[05:34.485] |
一:やった!って、どうなんっすか? |
[05:37.907] |
寂:そうですね。 |
[05:40.232] |
————————寂雷の記憶———————— |
[05:44.203] |
寂:乱数君、お邪魔しますよ |
[05:48.905] |
乱:どうぞどうぞ、あれ、衢は今日来ないの? |
[05:52.405] |
寂:ええ、彼は今日別件があって来られません |
[05:56.141] |
乱:そうかそうか。 |
[05:57.996] |
乱:あ、寂雷そこのソファに座ってて、今飲み物を持ってくるよ |
[06:02.410] |
寂:わかりました |
[06:06.982] |
寂:一郎君と左馬刻君はまた来てないようだね |
[06:10.717] |
乱:少し遅れるみたい。 |
[06:13.717] |
乱:何か二人が歩いてたら、バトルに仕掛けられたって |
[06:16.307] |
寂:大丈夫なんですか? |
[06:19.076] |
乱:寂雷、それ、どっちの心配をしてるの? |
[06:23.622] |
寂:もちろん、二人に絡んだ方々の心配ですよ。 |
[06:28.428] |
乱:だよねあの二人に絡むってことは覚悟があってのことでしょう |
[06:34.462] |
乱:どうだろうとどうでもよくない? |
[06:37.049] |
乱:はい、コーヒー |
[06:38.694] |
寂:それは薄情すぎますよ。乱数君 |
[06:41.986] |
乱:うしょうしょうしょ |
[06:44.729] |
寂:乱数君、どこを触っているんですか? |
[06:47.602] |
乱:寂雷の髪は相変わらずさらさらで、触り心地いいな |
[06:53.349] |
乱:(鼻歌)できるかな…うっと、はい、三つ編みの完成だよ |
[07:02.126] |
寂:私が三つ編み何度しても似合いませんよ |
[07:05.653] |
乱:へえ、めちゃくちゃ可愛いよ。はい、鏡。見てごらんよ。 |
[07:10.590] |
寂:やはり見られないですね |
[07:14.378] |
寂:私よりも、乱数君なら間違いない似合うと思いますよ |
[07:19.576] |
乱:なら僕も三つ編みができるように、髪を伸ばそうかな。てく |
[07:27.517] |
馬:おお、集まってんだ |
[07:30.103] |
一:遅れて悪い |
[07:31.592] |
乱:おお、一郎と左馬刻だ。全然だいじょうびだよ。 |
[07:35.249] |
寂:私も先ほど来たばかりですから、気にせずに |
[07:39.089] |
一、馬:うおー |
[07:40.866] |
寂:どうしましたか、二人ども? |
[07:42.329] |
一:い、いえ。寂雷さん、それはこっちのセリフつか |
[07:46.639] |
馬:先生、どうしちっまたんだよ?その髪型は… |
[07:50.479] |
寂:あー、これですか? |
[07:53.479] |
寂:これは乱数君に弄ばせた結果。こうなってしまいました。 |
[07:59.204] |
乱:ああ、ほどいちゃんった |
[08:04.480] |
一:つが、乱数と寂雷さん、本当仲がいいよな |
[08:08.085] |
乱:はははは、僕と寂雷はペアレントフレンドだからね |
[08:16.862] |
馬:(タバコを吸う)ペアレントフレンドだ?意味わかんねいよ。 |
[08:23.080] |
一:ペアレント…「おや」?フレンド…「とも」… |
[08:29.819] |
一:あー、そういうことか! |
[08:33.346] |
馬:ああ?どういうことだよ。 |
[08:34.861] |
一:ペアレントは「おや」で、フレンドは「とも」じゃないすか? |
[08:37.917] |
馬:うん、だな。だからどうしたんつんだ? |
[08:42.280] |
一:「おや」と「とも」漢字にするんっすよ |
[08:45.284] |
馬:おや、とも…ああ、「親友」か。 |
[08:50.090] |
乱:びんぼんびんぼん大正解! |
[08:52.650] |
乱:はい、正解を知った二人には、飴ちゃんをプレゼント! |
[08:57.457] |
一:おお、thank you |
[09:00.356] |
馬:んなもの要らねいよ |
[09:01.584] |
乱:左馬刻様怖ひい |
[09:03.543] |
馬:乱数、手前なめてるか? |
[09:05.450] |
乱:ははは、なめてなんかないもん。おちょくてるだけだもん |
[09:09.996] |
馬:ぶち殺す |
[09:11.981] |
乱:僕はこっちだよ、捕まえてごらん |
[09:15.821] |
馬:ちょこまかと動き回りあがった! |
[09:18.276] |
乱:うっと |
[09:19.609] |
一:ったく、左馬刻さんはすぐあつくなったな |
[09:23.527] |
寂:ところで、一郎君、乱数君から聞いたけど、 |
[09:26.527] |
寂:バトルをしたようだね |
[09:29.013] |
寂:君たちを見る限り、無傷なのは分かるけど。 |
[09:33.244] |
寂:相手は大丈夫なのかい? |
[09:35.413] |
一:あは。まあ、途中でギャラリーが止めに入ったおかげで、 |
[09:40.298] |
一:大事には至られなかったですね |
[09:42.100] |
寂:一郎君、左馬刻君のことは言えないですよ |
[09:46.201] |
寂:君もあつくなると周りが見えなくなってしまいますね |
[09:50.564] |
一:ははははは、俺もっすか? |
[09:53.751] |
寂:君たちは似た者同士ということですね |
[09:57.251] |
乱:それで、話って何かな?左馬刻? |
[10:06.420] |
乱:もしかして、西のチームとのバトルの件かな |
[10:13.473] |
馬:いや、その件じゃないよ |
[10:16.634] |
寂:では、どういったけんなのかな |
[10:18.933] |
馬:前に組んでたチームを参加した奴らが |
[10:22.933] |
馬:どうやら渋谷でくだらないことをやってるらしいんだわ |
[10:25.359] |
寂:くだらないこと? |
[10:26.822] |
馬:ああ、帳残星と残閻って下衆兄弟なんだが、 |
[10:30.822] |
馬:渋谷でガキ使ってひでいことしてな |
[10:35.416] |
乱:怖い~そんなことする人が左馬刻の友達なの? |
[10:39.491] |
馬:あんなくそどもは達じゃねいよ |
[10:42.495] |
一:前に俺が空却とチームを組んでた時に、 |
[10:46.495] |
一:あの兄弟をラップでボコボコにしてたんっすよ。 |
[10:49.888] |
一:それで、池袋から出ていて、渋谷に流れてみたいなんっす |
[10:54.825] |
乱:それで、そいつらを捕まえにいくってことかな |
[11:00.232] |
馬:ああ、だが情報が少ねいだわ |
[11:03.393] |
一:乱数なら、渋谷のアンダーグラウンドに精通してるだろう |
[11:07.311] |
乱:え、僕、そんな怖い人たちなんて知っていないよ |
[11:10.655] |
馬:かまととしてんじゃないぞ、この野郎 |
[11:12.954] |
乱:左馬刻様こわひい |
[11:14.835] |
馬:てめえ |
[11:15.958] |
一:左馬刻さん落ち着いてください。話は先から進まないっすよ。 |
[11:22.306] |
寂:乱数君、本当に知らないんですか? |
[11:25.545] |
寂:私たちは仲間なんですから、助け合うのは当然ですよ |
[11:30.299] |
乱:へへへ、そうだね、僕たちはposseだもんね。 |
[11:35.184] |
乱:左馬刻の反応が面白いころ、ちょっとふざけただけだよ。 |
[11:39.024] |
馬:ああ?誰かに向かってふざけてあがんだ? |
[11:42.263] |
一:左馬刻さん |
[11:43.569] |
馬:(タバコを吸う) |
[11:48.846] |
寂:乱数君、彼らが知りたい情報はわかると |
[11:53.261] |
乱:もちのろんろん、今から聞いてあげるから、 |
[11:56.261] |
乱:チョッピ待っててね。 |
[12:02.508] |
乱:(電話)あ、お姉さん、僕だよ僕。 |
[12:08.595] |
乱:チョッピ聞きたいことがあってね。実は... |
[12:14.237] |
(電話が終わった) |
[12:15.256] |
乱:お待たせ~ |
[12:17.398] |
一:もう分かったのか? |
[12:19.227] |
乱:分かったよ |
[12:20.507] |
馬:って、あの蛆節どもはどこにあがんだ? |
[12:24.764] |
乱:焦らない、焦らない。 |
[12:26.880] |
乱:探してる二人は松濤付近の工場荒地を根城にしてるみたいね。 |
[12:31.844] |
馬:乱数、助かったぜ |
[12:35.004] |
馬:じゃ行くぞ、一郎。ぶっ潰してあろうか |
[12:39.080] |
一:行くか |
[12:41.718] |
乱:あ、待って待って |
[12:43.886] |
馬:んだよ |
[12:45.558] |
乱:多分彼らは君たち二人が探してることに気が付いてるっぽいよ |
[12:49.868] |
乱:最近、腕利きのチームをたくさん仲間に引き継いでいるらしい |
[12:54.492] |
馬:関係ねどんだけいろうが俺と一郎がいれば負ける気はしない。 |
[12:58.492] |
馬:な、一郎。 |
[12:59.951] |
一:ああ、相手は何人だろうと、叩き潰す。 |
[13:04.236] |
乱:二人の力はもちろん知ってるけど |
[13:08.729] |
乱:君たち二人だけが仲間じゃないんだよ |
[13:11.837] |
乱:今は僕もいるし |
[13:15.181] |
寂:私もいます。我々は一蓮托生です。 |
[13:20.484] |
寂:先ほども言いましたが、仲間は助け合うものです。 |
[13:24.663] |
一:乱数、先生。 |
[13:27.380] |
馬:前は俺と一郎がやる、尻は任せるぞ |
[13:32.422] |
寂:ふ、もちろんですよ。 |
[13:35.008] |
寂:私と乱数君は後衛でこそ力を発揮しますからね |
[13:41.303] |
乱:それじゃ、四人で悪者を退治にーーLet‘s go! |
[13:48.670] |
——————————————— |
[13:52.771] |
手下:残星、ガキはどうするよ |
[13:57.917] |
残星:おお、気絶してる間に奥の部屋に越しとめとけ。 |
[13:59.917] |
残星:ちゃんと鎖を繋いでとけよ |
[14:04.030] |
手下:ええ |
[14:06.956] |
残星:けっこう集まって来たな、弟よ |
[14:10.743] |
残閻:うん、そろそろ取引を始めましょうかね。 |
[14:14.740] |
残星:あはは、いくら値が付くか、楽しみだぜ。 |
[14:18.005] |
残閻:そのおかげで、僕たちのシノギは順調じゃないか? |
[14:23.021] |
残星:ははははは、ちげねい。 |
[14:25.293] |
残閻:(電話)どうしました? |
[14:29.787] |
手下:ボッ、ボス! |
[14:30.787] |
手下:チっ、地帯にthe、the dirty dawgの奴らが侵入しました! |
[14:35.142] |
残閻:ははは、やはり来ましたか? |
[14:38.329] |
手下:は、早く、に、逃げないと... |
[14:40.366] |
残閻:これは面白いことを言いますね。 |
[14:42.366] |
残閻:なぜ逃げないといけないですか? |
[14:45.408] |
手下:the dirty dawgっていえば、東京のほとんどのチームを |
[14:47.408] |
手下:下ろちまった最強のチームじゃないっすか? |
[14:51.912] |
残閻:それで? |
[14:53.062] |
手下:来月に西日本の「90」ていう不敗のチームに挑むらしいし |
[14:57.529] |
残閻:ふふふ、確かに彼らは強いですね。 |
[15:01.369] |
残閻:しかし、いくら強といっても、所詮は四人。 |
[15:05.548] |
残閻:こっちには何人いると思ってるんですか? |
[15:08.787] |
残閻:力というものは必ず量に決めするものですよ。 |
[15:13.124] |
手下:確かにそうですが... |
[15:15.867] |
残閻:なので、そのまま通しなさい。 |
[15:18.479] |
手下:し、しかし! |
[15:19.576] |
残閻:いいですか、こちらに何人いると思ってるんっす? |
[15:24.879] |
残閻:奴らを袋叩きできれば、我々の名も上がりますよ。 |
[15:29.372] |
手下:わっ、わかりました。 |
[15:32.742] |
残閻:それと、全員、北に集めておいてください。 |
[15:35.720] |
手下:はい |
[15:37.679] |
残閻:(電話が終わった)ふふふ。 |
[15:40.422] |
残星:なんかあったのか? |
[15:41.884] |
残閻:奴らは来た。 |
[15:43.373] |
残星:奴ら?山田と左馬刻の野郎か? |
[15:47.527] |
残閻:ああ、飛んで火になんとやるってやつだね。 |
[15:52.281] |
残星:あの時の借りを利子付けて返してやるぜ。 |
[15:54.867] |
残閻:さて、もとボスを出迎えにしようじゃないんですか? |
[16:01.084] |
——————————————— |
[16:07.458] |
馬:ここは奴らのたまり場か? |
[16:10.280] |
乱:ああ、そうだよ。 |
[16:11.769] |
一:それにしても、汚いとこだな。 |
[16:15.138] |
一:(ドアを開いてみる)開かないな。なら蹴破るか。 |
[16:22.035] |
寂:一郎君、一応中を確認するまで軽率な行動を控えたほうがいい |
[16:28.382] |
一:うっす。にしても、あの兄弟は形に拘る奴らだったけど、 |
[16:35.906] |
一:屯をしてる所まで、悪役の型ハメて上がる。 |
[16:40.085] |
寂:実に興味深い。 |
[16:43.351] |
寂:その兄弟は自分たちのことを悪役と認識して、 |
[16:46.351] |
寂:このようなことをしているんですね。 |
[16:49.489] |
寂:立場を楽しんでいるのか、 |
[16:51.489] |
寂:楽しんでいるために立場を構築しているのか? |
[16:55.680] |
一:やつらは寂雷さんが興味を惹かれるような |
[16:58.680] |
一:大そうなもんじゃないっすよ。 |
[17:00.618] |
一:自分たちの利のためには、 |
[17:02.618] |
一:平気で弱者を食い物にする外道っすから。 |
[17:05.320] |
寂:道を外すものには、いくつかのパタンがあります。 |
[17:09.290] |
寂:環境的要因、心緒的要因、快楽的要因... |
[17:15.638] |
寂:もう一つあるのですが、それは私が最も嫌う外道の要因です。 |
[17:21.881] |
寂:まあ、彼らがどんな要因なのかは、あって確かめましょう。 |
[17:26.975] |
一:ははは、寂雷さんらしいっすね。 |
[17:29.640] |
乱:あ、あそこの窓から中を確認できるよ。 |
[17:32.539] |
馬:あんなまどろっこしいことなんざ、やってられかよ。 |
[17:35.491] |
(グラスを壊した) |
[17:37.947] |
馬:ほら、おめいら、早く来い! |
[17:41.186] |
乱:ああ、本当左馬刻はせっかちさんだな |
[17:47.168] |
寂:ふふふ、やはり一郎君と左馬刻君は似た者同士ですね。 |
[17:51.661] |
一:そうみたいっすね。 |
[17:56.154] |
——————————————— |
[18:00.908] |
馬:んだよ、暗くて何も見えないぞ。 |
[18:07.491] |
残閻:ようこそ、左馬刻さん。 |
[18:13.447] |
馬:んだよ、眩しいな! |
[18:15.458] |
残閻:はははははは、僕たちを探っているのは知っていましたが、 |
[18:21.075] |
残閻:ここを探り上げるまでは少し時間がかかると思いましたよ |
[18:26.404] |
残星:山田、左馬刻、いつかの借りを返すぜ |
[18:32.751] |
乱:あへ、あれは帳兄弟か。二人ども性格悪そうな顔をしてるね |
[18:40.562] |
馬:残閻残星、てめえらまた反吐が出たいことをやってみたいだな |
[18:47.458] |
残閻:不快な思いをさせてしまってるみたいで申し訳ないんです |
[18:51.899] |
残閻:しかし、何の理由であなたたちは私たちを止めるんですか? |
[18:56.967] |
残閻:関係ないですよね。 |
[18:59.736] |
馬:もと舎弟だった奴らが胸糞が悪いことをしてるだけでも |
[19:04.736] |
馬:理由は十分なんだ、くそボケか! |
[19:06.658] |
残閻:なるほど、だからと言って、僕たちは左馬刻さんを |
[19:10.658] |
残閻:胸糞が悪いと思ってることをやめる気はさらさらないので、 |
[19:16.089] |
残閻:話し合いは意味がなさそうですね。 |
[19:19.876] |
残星:ははは、もともとてめえらをただの返し気がないけどな。 |
[19:25.310] |
一:ならよごちゃごちゃ言ってないでさっさとマイクを出し上がれ |
[19:31.292] |
残閻:その傲慢の態度がいつまで続きますかね。 |
[19:39.834] |
乱:うあ、人相の悪い人たちが百人ぐらいよね。 |
[19:44.249] |
寂:孤ではかなわないから、数で来ますか? |
[19:47.227] |
寂:当然といえば当然ですね。 |
[19:49.212] |
馬:有象無象どもなんぞ数のうちに入らないよ。 |
[19:52.059] |
残閻:減らず口が悲鳴に変わるのが楽しみですね。 |
[19:58.642] |
一:相変わらずだせい野郎だな。 |
[20:01.542] |
残閻:何とでも、勝てれば何でもいいんですよ |
[20:09.561] |
残閻:さて、正々堂々とラップバトルをしましょう |
[20:14.446] |
馬:先生、乱数、後ろは任せるぞ。 |
[20:18.208] |
寂:はい |
[20:19.331] |
乱:へへ、任せて |
[20:21.891] |
馬:一郎、やれるか? |
[20:25.418] |
一:それ、誰に言ってんっすか? |
[20:28.813] |
馬:そう来なくちゃな(マイクをつけた)行くぞ |
[20:36.154] |
ーーーーーーRapーーーーー |
[20:36.885] |
一:俺らの相手に雑魚どもばっか |
[20:38.897] |
一:ゴミの山掃除なら お手の物軽くmurder |
[20:41.613] |
馬:またまたどんな恐怖見せてやろうか |
[20:43.964] |
馬:ライムの銃口合わせてピントで急所に——PAN |
[20:46.942] |
一:PAN ほら眉間にBingo |
[20:48.562] |
馬:そこつけ込むbody burn またゴミが |
[20:50.965] |
一:死体が山のようにてんこ盛り |
[20:53.133] |
馬:邪魔だ片付けろくせいdead body |
[20:55.615] |
一・馬:Brrra |
[20:56.268] |
ーーーーーーRapーーーーー |
[20:57.104] |
雑魚:ああああああ |
[20:59.142] |
残閻:半分が気絶か。相変わらず下品なまで無茶苦茶な力だな。 |
[21:07.187] |
残閻:しかし(指パッチン)まだまだいますよ。さて、兄者。 |
[21:15.991] |
残星:おいよ |
[21:17.636] |
馬:おい、どうしてそんなもんが |
[21:22.835] |
残閻:では、この人数はラップを一斉に食らってみてください。 |
[21:27.276] |
(ギャングの攻撃) |
[21:32.500] |
残星:一たまりはねいだろう |
[21:34.956] |
一:そんな小便くせいラップ何ざ全然効かないよ |
[21:39.422] |
残閻:百人混合だぞ。ダメージうけないなんてことはあるわ... |
[21:44.856] |
ーーーーーーRapーーーーー |
[21:52.092] |
寂:例えいくら君たちが束になっても叶わない |
[21:56.298] |
寂:私たちは負かすには及ばない |
[21:58.100] |
乱:傷を付けることも無理さ |
[21:59.641] |
乱:これはキールするスキール |
[22:01.026] |
寂:私たちの真のラップ |
[22:02.253] |
乱:ライムのlife回復 |
[22:03.638] |
乱:ついでに君らの名前を吐く |
[22:05.336] |
寂:Mind Jack |
[22:06.146] |
乱:見せるnightmareそこで泣いとけば |
[22:08.862] |
寂:Death fight care |
[22:09.751] |
乱:勝てないよどうせ一生 |
[22:11.422] |
寂:これは防戦一方じゃない |
[22:12.964] |
乱・寂:当然必勝 |
[22:14.583] |
ーーーーーーRapーーーーー |
[22:17.378] |
残閻:そういうことか 。回復系のラップか |
[22:23.465] |
手下A:おえ,てめえ何を確かめて |
[22:25.685] |
手下B:死ね |
[22:28.271] |
残星:馬鹿野郎、何を仲間に仕上がんだ? |
[22:32.007] |
残閻:どうなっている? |
[22:34.828] |
馬:残閻、残星、覚悟を出来てんだろう |
[22:40.862] |
残閻:く、くそか |
[22:45.173] |
一:てめえ、何逃げて上がんだ! |
[22:50.528] |
残閻:そこまでだ!あなた達はラップをしたら、 |
[22:54.528] |
残閻:このナイフでガキを刺す |
[22:58.051] |
子供:助けて。 |
[23:01.238] |
残星:へへへ、てめえら、マイクを捨て上がれ。 |
[23:04.843] |
寂:残念です |
[23:08.317] |
残閻:ん?てめえ何を言って... |
[23:10.381] |
寂:私は君たちのことを少しは興味深いと思っていたのですが |
[23:14.717] |
寂:利己的要因の外道は最も嫌いなものの一つです。 |
[23:21.248] |
残閻:嫌いでいただいてけっこう。 |
[23:23.964] |
残閻:そんなことより、早くマイクを捨てたらどうですか? |
[23:28.379] |
寂:なぜマイクを捨てなければならないのですか? |
[23:31.488] |
残星:てめえは馬鹿か?この状況が分ねいかよガキがどうなっても |
[23:37.705] |
寂:人は馬鹿よと言う前に, |
[23:40.705] |
寂:ご自分の状況を今一確認したほうがいいですよ。 |
[23:44.444] |
寂:そうですよね、飴村くん。 |
[23:47.788] |
乱:えへへ、そうだね |
[23:51.027] |
残閻:さっきから何を言って...? |
[23:54.188] |
馬:残閻、てめえの手元をよく見ろや |
[23:58.655] |
残閻:何?何だこれは、なっ何で僕はドラム缶を? |
[24:06.492] |
残閻:ガキはどこに行った? |
[24:10.280] |
乱:えへへ、僕のラップは相手に幻を見せることができるんだよ。 |
[24:15.280] |
乱:すごいでしょう? |
[24:19.109] |
一:てめえら、ただですむと思うなよ |
[24:23.576] |
馬:蛆虫どもは体に教え込んでやるよ |
[24:28.827] |
残閻:てめえら、僕たちを守る! |
[24:33.894] |
手下:冗談じゃないよこんな無茶苦茶なやつらは相手にするなんざ |
[24:36.894] |
手下:悪い、合わない! |
[24:42.358] |
一:逃げられる何て、そんな虫のいい話があると思ってるかよ |
[24:47.739] |
馬:てめえらゴキブリどもはここでぶっ潰す |
[24:50.613] |
乱:おとなしくやられちゃってね~ |
[24:52.598] |
寂:外道は外道の矜持を持って死ぬべきですね |
[24:56.595] |
馬:覚悟をし上がれ! |
[24:58.449] |
ーーーーーーRapーーーーー |
[24:58.763] |
一:Yo!俺ら合わせるbeatsにライム |
[25:01.166] |
一:どんな状況も一瞬でひっくり返す |
[25:03.439] |
馬:俺はTDDぶっ壊すsecurity |
[25:05.764] |
馬:来たぜてめえの心臓を抉りに |
[25:08.167] |
乱:甘いね 足掻いて 暴いて やばいって |
[25:10.596] |
乱:僕らを勝とうなんてダメ |
[25:12.373] |
一:千年はえい |
[25:13.313] |
寂:引きずり込む地獄に深い闇 |
[25:15.324] |
寂:行き場ない絶望不甲斐ない |
[25:17.806] |
馬:雑魚の首が切り散る |
[25:19.556] |
寂:訳あり殺生 |
[25:20.523] |
一:手に汚すdirtyにdawgs gonna kill you |
[25:22.926] |
乱:Alright |
[25:23.762] |
寂:もうしている精神崩壊 |
[25:25.225] |
馬:すでに圧勝状態 |
[25:26.348] |
乱:君のお命ちょうだい |
[25:27.942] |
一:ラップで掃除wackなゴミがhell |
[25:30.397] |
馬:俺らkingの椅子に深く腰掛ける |
[25:32.591] |
寂:よく覚えときな dirty dawgの名 |
[25:35.178] |
乱:目ざわりだよね |
[25:36.327] |
全員:邪魔だそこどきな!はっ! |
[25:38.260] |
ーーーーーーRapーーーーー |
[25:40.794] |
ギャング:やーー |
[25:49.571] |
(帰り道) |
[25:53.751] |
馬:先生、乱数、 |
[25:55.751] |
馬:今日は俺と一郎のごたごたに巻き込んじまってすまなかったな |
[26:00.438] |
乱:へへ、全然気にしないでよ |
[26:03.364] |
乱:僕たちは最高のチームだって再確認できたから |
[26:06.812] |
乱:むしろテンション爆上げにしたよ |
[26:09.267] |
寂:確かにそうかもしれませんね |
[26:11.618] |
馬:にしても、あのゴミどもガキを使って商売するなんざ、 |
[26:16.059] |
馬:鬼畜もいいどころだな |
[26:17.444] |
一:ああ、その商売が成り立つこともいかれて上がれ |
[26:21.179] |
寂:彼らから得た情報では、 |
[26:23.687] |
寂:どうやら中王区の一部の役人が絡んでいるようですね |
[26:28.049] |
一:体制側は常に強者で、 |
[26:30.049] |
一:それ以外は弱者で搾取され続けるってことか? |
[26:33.692] |
一:中王区のくそ役人どもが |
[26:37.088] |
寂:独裁政権というものは常に危険を孕んでいるということですね |
[26:42.260] |
馬:んなことはどうでもいい。そもそも今のこの世界が異常なんだ |
[26:48.973] |
一:変えるしかないな。中王区をぶっ潰してある。 |
[26:54.511] |
寂:今日のようなできことを撲滅するという意味であれば |
[26:58.273] |
寂:私も協力しましょう |
[27:01.460] |
乱:ねね、そんなことより、お腹空かない? |
[27:05.849] |
一:乱数、少しは空気を読... |
[27:08.905] |
(一郎の腹がゴロゴロ鳴る) |
[27:10.655] |
馬:はは、んだ一郎、お腹減ってんじゃないか |
[27:14.782] |
一:ちっちがう、その、いや、すっすみません |
[27:17.473] |
馬:よし、ならそれから飯食いに行こうぜ。 |
[27:20.473] |
馬:もちろん今日の支払いは俺がしってやる。 |
[27:23.612] |
一:いいんっすか |
[27:24.840] |
馬:小僧は何財布を出そうとしな、黙って付いてこい |
[27:27.295] |
乱:ヤダー!じゃ僕はどこの部位でもいいから。 |
[27:30.295] |
乱:高いステーキが食べたいな! |
[27:33.434] |
馬:いや、別にお前を... |
[27:34.270] |
一:左馬刻さん!あざっす!じゃ弟たちもお土産をもって行くか。 |
[27:39.207] |
馬:お土産! |
[27:40.513] |
寂:肉ですか? |
[27:42.107] |
馬:いや、先生 |
[27:43.073] |
寂:非常に興味深いですね。 |
[27:46.025] |
馬:おお、任せとけて! |
[27:48.025] |
馬:今日は大盤振る舞いして上げから、好きなだけ食えや |
[27:53.000] |
馬:一、二、三、為替の所はあったかな。 |
[28:02.587] |
ーーーーー記憶の終わりーーーーー |
[28:05.721] |
寂:ええ、一緒にやっていた時はみんな仲が良かったですよ。 |
[28:10.841] |
一:へえ、全然想像がつかないっすよ。 |
[28:14.551] |
独:確かに。失礼ですが、あの雰囲気を見た後では、 |
[28:20.551] |
独:仲良くしている姿は想像できないんですね。 |
[28:23.589] |
寂:よく四人で食事をしたり、海へ行って釣りをしたり、 |
[28:26.589] |
寂:ボウリングとかもしましたね |
[28:30.067] |
独:本当ですか?/一:まじっすか? |
[28:31.713] |
寂:ええ、本当ですよ。 |
[28:33.045] |
独:信じられない |
[28:35.422] |
寂:人間の関係性というものは、時と伴い移ろい行くものです。 |
[28:39.158] |
寂:しかし、変わらないものは |
[28:41.158] |
寂:確かに存在していると私はそう思っています。 |
[28:44.095] |
寂:彼らと共有した時間は確かにあったのですから。 |
[28:48.588] |
一・独:ああ... |
[28:50.756] |
寂:願わくば、我々三人の関係性はこのままでいたいものです |
[28:56.817] |
一・独:先生... |
[28:59.037] |
寂:喉が渇きました。少し話過ぎましたね。 |
[29:04.627] |
寂:私の飲み物は... |
[29:06.796] |
独:あっ、先生、それは違いま... |
[29:09.904] |
寂:(酒を飲む) |
[29:16.017] |
一:滅茶苦茶飲んだ! |
[29:20.092] |
一:ど、独歩、これはかなりやばくないかな |
[29:24.454] |
独:ええ、ちょっと外に避難しよう。 |
[29:29.627] |
一:そうだな。 |
[29:32.056] |
一・独:外、外 |
[29:35.974] |
寂:おえ、おめえら、どこにいきていんだ? |
[29:40.311] |
寂:今日はおめえ朝まで飲むぞ。くちしょうだ返事はどうしたんだ |
[29:49.401] |
一・独:はい、喜んで! |
[29:53.006] |
寂:ははははは、酒だ!もっと酒を持っていくか、馬鹿どもめ! |
[29:58.962] |
一・独:ひや! |